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8月のスペシャル vol.3

2007/08/16 21:27
笑のNEW♡MAP FROG!
気ままにゆるゆると不定期更新予定です。

まっすー応援企画!!
8月のスペシャル企画 「ちょっと怖い話」

昨日に引き続き、夏の暑~い夜に、こんなお話はいかがですか?!
4回シリーズ。 vol.3 !
携帯のアラームがなるより先に、ほとんど眠れなったサキは、携帯のアラームを止めた。
そして、いつものようには朝食を取らず、いつもより少し早い電車に乗って出勤した。
会社にはすでに、数人の同僚が出勤していた。
その同僚たちが、いつもと違うサキの様子に気がついた。
「どうしたの?その顔!!」
「具合が悪ければ、帰ったほうがいいよ」
サキは堰を切ったように、昨日のメールのコト、今までの不安感の原因、
警察への届出のコトを同僚たちに話した。
同僚たちは、サキのただならぬ様子に、ただただ黙って話を聞いていた。
サキの話が終わると、同僚たちはそれぞれ思い思いの意見を出した。
「もう一回、警察に念を押しに行くとか」
「ボディガードを雇うっていうのは!」
自分独りで抱えていたコトを誰かに話したことで、サキは冷静さを取り戻した。
「あっ、だ、大丈夫!警察も見回りしてくれるって言いてるし、独りにならないようにしてれば、
きっと問題ありませんよ!みんなに聞いてもらって、なんだか落ち着きました。」
とは言ったものの、不安が払拭されたわけではない。
(とにかく、独りにさえならなければ、大丈夫よ...)
仕事に戻ったサキは、自分に言い聞かせるように独り言を繰り返した。
自己暗示が聞いたのか、サキはその日の帰り、昨日ほどの不安感も感じずに
アパートに戻ることができた。

次の日、携帯のアラームで目が覚めたサキは、いつものように軽い朝食をとり、
いつもの時間の電車で仕事に出かけた。
不安感はほとんど感じなくっていて、今までのサキに戻っていた。
電車内は相変わらず、ヤル気のない冷房が唸っていた。
会社に着いたサキは、顧客からの商品受注の電話、来社した顧客への対応、伝票や書類の整理をテキパキと仕事を片付けた。

数日後、サキは久しぶりにチカを誘って、飲みに出かけた。
二人ともワイン好きな上に、食べるのも好きで、おしゃべりも好き。
ワインも食べ物もおしゃべりもどんどん進んで、気がつくともうすぐ終電の時間になっていた。
「チカ。今日はありがとう!!遅くまで、悪かったね」
「なんのなんの!今度は、私が新しいトコ探しておくね!」
サキは終電に乗り込むと、心地よい揺れの中で疲労感と満足感に浸っていた。
この何日間かの自分のビビリを愚かなことだったと、半ば呆れ、半ば失笑していた。
(そうだよ。どこの誰かも分らないのに、私のことが分るはずがないよ)
電車を降りて、アパートまで15分。少し許容量を超えたアルコールのせいで、
サキは軽くスキップをしてアパートに向かっていた。スキップをする度に視界が上下に揺れる。
その事が意味もなく楽しく感じ、鼻歌まで歌いだしていた。
(あの角を曲がるとすぐにアパートだ。)
その時、背後に人の気配を感じた。今まで歌っていたサキの鼻歌は歌うのをやめ、
スキップをしていた足も止まっていた。
ここ何日間か忘れていた不安感が、恐怖感という塊になってサキに襲いかかってきた。
(あ、あと少しでアパートだ。走って帰ろう。そうだ、同じ方向の人なだけだよ)
サキは、そう自分に言い聞かすと、止まっていた足を片方ずつ前に出し、歩き出した。
歩き出した足は、次第に速さを増して、ほとんど小走りになっていた。
サキはやっとの思いで角を曲がり、アパートの階段に足をかけた。
その時。サキは後ろから肩を掴かまれ、バランスを崩した。サキはバランスを崩しならも
後ろに目を向けると、そこには異様に光る目だけがあった。
(あ、あいつだ!)
とっさにサキはそう思った。しかし、それと同時にサキの視界の端に入っていた街灯は、ただの光の玉になり、何かに吸い取られるように暗闇に変わっていった。


この続きは、また明日...。
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